2021年春、父が急逝し、実家で認知症の母の介護が始まりました。

食事やお風呂の介助、排泄の処理、散歩、昼夜逆転の生活。夫は自宅で暮らし、会社帰りに夕食を実家の方に食べに来る。
そのような生活が 1年近く続き、私は慣れない介護にクタクタになっていました。

「ああ息抜きがしたい!」
「誰にも邪魔されない自分の時間が欲しい!」

息苦しくなって、面倒臭くなって、もうどうでもよくなっていました。
母のちょっとした行動に、イラッとし声を荒げてしまい、後から自己嫌悪に陥って、猛反省。この状況を続けてはいけないと思いました。

そのような時に、母がお昼寝をしている時間やデイに行っている隙間時間を使って、気分転換にパステルで絵を描いてみました。

絵を描くというより、画用紙にただ色を塗る、色を広げる、色を重ねるということをしているうちに、気持ちが少しずつ楽になってきたのです。
色が私を元気づけてくれたり、勇気づけてくれたり、寄り添って力を与えてくれたり。
まるで、色が私を癒してくれているように感じました。

心と身体の状態を映し出してくれる色。
無意識に選んだ色が、心の中のモヤモヤを少しずつ晴らしてくれることから「心もようアート」と名付けました。

私がパステルをツールとして選んだのは、以前からパステルで絵を描いていて、身近にあったからですが、パステルはどなたでも簡単に扱えて、服や手もほとんど汚さずに描くことができる画材なのです。

片付ける時も、パレットを水で洗ったりしなくても大丈夫。
コピー用紙 1枚がパレットになるので、描き終えたらパステルの粉を散らさないように、そっと丸めてゴミ箱に捨てるだけです。
お化粧用のコットンが、筆の代わりになりますので、こちらも最後はゴミ箱に捨てれば大丈夫。

場所を取らず、出し入れが簡単なのも、おすすめポイントです。

気持ちのリセットが簡単にでき、前向きな気分に戻す方法の一つとして、「心もようアート」が誕生しました。

介護疲れの方に限らず、心にモヤモヤを抱えている方、私なんてと思っている方にもお試しいただきたいです。

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